ノーチラス・パイレーツ

海。それは広大で、ミステリアスで、そして資源で満ちている。惑星の国々は、何も考えずに海を渡って商売をしている。海は別に奴らのことなど気に掛けちゃいない。だから黙って通してやっている。だが、俺たちはちょっと海に手を貸してやって、愚かな陸の連中に謙虚さってものを教えてやってもいいと思っている。

— キャプテン アルリック・スヴェンスガード,
“さざ波とうねり”

孵化坑


孵化坑での仕事は、あらゆる仕事の中で最も恐ろしくはあるが、同時に最も望ましくもあると分かった。恐ろしいのは、そこで起きることを、日々、目にしなければならないからだ。また、その原住生物が持つ、全く動かないという固有の性質そのものも、恐怖心を煽る。望ましい理由は、そこでの作業に選ばれれば、彼らの餌食になる恐れが無くなる点だ。

— キャプテン アルリック・スヴェンスガード,
“影の共鳴振動”

水産養殖場


若いシーラークは、一団となった惑星の意識から分離されると、水中の牧羊犬よろしく、びっくりするような働きを見せる。カロリーに富んだスポールフィッシュの大群であろうと、よく訓練されたシーラークが2,3匹いればまとめられる。ただし、連中をファンガスに近づけすぎると、カミソリのような刃を持つサメとなってこっちへ向かってくる。

— キャプテン アルリック・スヴェンスガード,
“海に付き添う日々”

海底鉱物供給ライン


それぞれのパイプは、惑星の地殻から採掘した熱いドロドロの鉱物が中を通っていて、トタン屋根に落ちる雨粒のような音がしている。それが集まって本管に流れ込む頃には、恐ろしい雷のような音になる。無限の富と権力の音だ。

— キャプテン アルリック・スヴェンスガード,
“海に付き添う日々”

変温層変換器


温かい海水と冷たい海水が接する境界、つまり変温層は、人類の何百年にもわたる水中船の歴史でずっと重要な役割を果たしてきた。その変温層の力を、今度は建設的な目的に利用する方法が見つかった。かつて俺たちを隠していてくれていたものが、俺たちを養ってくれる。俺たちを死から守っていてくれていたものが、今度は命をもたらしてくれる。

— キャプテン アルリック・スヴェンスガード,
“さざ波とうねり”